プロフィールを埋めるより、一つの場面から書く
名前や誕生日から始めようとすると、日付が分からず手が止まることがあります。最初のページは「いつも眠っていた場所」「ごはんを待つ声」など、すぐに思い出せる出来事だけでも構いません。分からない日付を推測して埋める必要はありません。
写真がある場合は一枚を横に置き、その前後に何があったかを思い出します。写真をノートへ貼るなら、唯一の原本を切ったり接着したりせず、複製を使う案があります。写真の取り扱いでは、接着剤や保管用品にも注意が必要です。
質問は一つだけ選び、答えを短く残す
書くことが浮かばないときは、次の問いから答えやすいものを選べます。全部に答える必要はなく、一つを書いたらその日は終わりにして構いません。
- 家族が帰ったとき、どこにいることが多かったか。
- 名前を呼ぶと、どんな反応をしたか。
- 季節によって寝場所や過ごし方が変わったか。
- 好きだった物と、なぜそれが好きだと思ったか。
- 家族が今でも笑って話せる出来事は何か。
記入例(架空の例です)
場面:夕方の窓辺
覚えていること:カーテンの隙間から外を見ていた。名前を呼ぶと耳だけこちらを向けた。
写真だけでは分からないこと:家族が帰る前の、静かな時間だった。
時期:正確な年月は不明。
「かわいかった」だけでもよいですが、しぐさや音を一つ添えると、その場面を思い出す手がかりになります。見た事実と、自分が感じたことを分けて書けば、後から読み返しても分かりやすくなります。
続けやすい道具を選び、写真や音声の場所も記録する
手書きが好きなら紙のノート、写真と短文を一緒に残したいならデジタルのメモなど、使い慣れたものを選びます。専用のメモリアルノートを買うことを始める条件にしなくて構いません。声で話す方が楽なら、音声メモを残し、後から必要な部分だけ文字にする方法もあります。
デジタルで残す場合は、端末だけでなく別の保存先にも複製を確保します。紙の場合も、大切なページを撮影しておくと記録の予備になります。写真や動画と結びつけるなら、「○年の写真フォルダ」「ファイル名」など、後で見つける手がかりを書いておきましょう。
空白や記憶の違いを、無理に埋めなくてよい
毎日書くことを目標にすると、書けない日を負担に感じることがあります。思い出したときだけ開くノートにしても構いません。書いていてつらくなったら閉じ、片付けや整理をその日のうちに終わらせようとしないでください。
家族と記憶が違う場合は、どちらかを正解にせず「○○さんはこう覚えている」と並べて残す案があります。人に見せない自分用のページと、家族で共有するページを分けてもよいでしょう。写真以外の残し方は猫との思い出を残す方法、短い言葉にしたい場合は愛猫へのメッセージも参考になります。
編集:ねこメモリアル編集部。質問と記入例は編集部作成です。写真をノートに収める際の参考:米国議会図書館「写真の取り扱いと保存」。